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トヨタ自動車は14日、愛知県豊田市の本社で定時株主総会を開いた。2年連続の減益予想の背景や、競争力強化に向けた戦略を説明。豊田章男社長は「M&A(企業の合併・買収)を含め、あらゆる選択肢を検討しないといけない」と述べるとともに、「未来を切り開くのは、世の中をもっとよくしたいという情熱を持った人材だ」と人材育成にも注力する考えを示した。出席株主数は5227人と過去最多だった。
2017年3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前期比30.1%減の1兆9943億円だった。18年3月期は19.8%減の1兆6000億円と見込む。為替レートが1ドル=105円と17年3月期実績(同108円)より円高になり輸出採算が悪化するほか、頭打ちになっている北米市場で値下げの原資となる販売奨励金などの費用が膨らむとみているためだ。
豊田社長は、電気自動車(EV)メーカー、米テスラ・モーターズの台頭や米IT大手のグーグルなどの異業種参入で「自動車業界の競争ルールが大きく変わろうとしている」と指摘した。
トランプ米大統領の保護主義的な政策や英国の欧州連合(EU)離脱で世界経済は不透明感を増しているが、自動運転や環境対応など先端技術への投資は積極化する方針だ。永田理副社長は「未来への挑戦、アクセルを緩めない」と強調した。
総会は昨年と同じく1時間53分にわたり、取締役9人の選任や役員賞与の支給に関する議案がすべて原案通り可決された。取締役は経営の意思決定を迅速にするため11人から減らした。
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